南アフリカでスズメバチをドローンで投下して害虫駆除に活用しているとのことです

こんにちは、蜂駆除専門家「ふくろう」のWEB担当の和田です。

南アフリカでスズメバチをドローンで投下して害虫駆除で活用しているとCNNのニュースであがっていました。

うおおスズメバチの巣をドローンに付けて山で管理して、人がいない時期の農園に害虫駆除のために持ってくるのか面白い…と思って記事を読んでました。

ただ、ちょっとニュアンスが違ったので下記に記します。

南アのブドウ園、捕食性スズメバチをドローンで投下 害虫駆除に成功
南アフリカ西ケープ州にあるフェールヘレーヘン・ワイン・エステートは130ヘクタールのブドウ園を病原体や殺虫剤から守るために、型破りな方法を採用している。捕食性のスズメバチをドローン(無人機)で投下しているのだ。

コナカイガラムシという害虫を食べてもらうために、体長3㎜のスズメバチをさなぎの状態で投下して捕食してもらうそうです。

体長3mmのスズメバチ…。

どれくらいの大きさか調べてみたら、玄米の横幅より(縦の長いほうでなく)小さいくらいらしいですね。

國武先生のコシヒカリ物語 第5話米粒の大小は品種の特性、大小は千粒重で表わす|住友化学 i-農力
國武正彦氏(元新潟県農業試験場長、元住友化学技術顧問)が1年間執筆した大作です。コシヒカリのことを分かりやすくご紹介するページです。

めちゃくちゃ小さいですね。

日本の一般的なスズメバチであるコガタスズメバチは下記のサイトによると22mm~28mmで、小さな黒スズメバチでも10mm~12mm、参考までに西洋ミツバチでも働きバチが12mm~14mm程だそうです。

スズメバチの種類を危険度順に紹介!画像でわかる見分け方と蜂の巣対策 | ハチ110番
スズメバチの種類を特定したい方へ。17種類のスズメバチと、ひと目で特定する方法を画像付きでご紹介!それぞれの危険性・正しい駆除方法も解説

体長3㎜のスズメバチは日本では見ない種類で、イメージはめちゃくちゃ小さいハエとか蟻と同じような大きさ、という認識でいいかと思います。

KINCHO ウルトラ害虫大百科 コバエの生態についてご紹介!
コバエの生態についてご紹介!害虫の知識をおもしろく学べるウルトラがいちゅう大百科。

skybugsの公式HPを確認すると詳細が載っています。

Skybugs
Learn more about Skybugs and beneficial insect application

調べてみると、確かにスズメバチ科ではあるものの、どちらかというと寄生バチと表記した方がイメージできやすそうです。

https://www-agr.meijo-u.ac.jp/labs/nn006/entomol/entomol.parasitic-wasps.html

結論、日本人が想像するような巣を作って大群で生活するスズメバチではなくて、

害虫に寄生して、活躍するタイプの蜂がぶどう畑で大活躍するタイプのお話でした。

天敵農法は面白いですね。

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