こんにちは、蜂駆除専門家「ふくろう」のWEB担当の和田です。
最近は蜂駆除だけでなく、養蜂に関しても様々取り扱っている気がしますが、気持ちはもっぱら蜂駆除専門です。
ただ、蜂と向き合っているうちに単純に駆除対象というより、彼らには彼らの生き方があり生きようと頑張っている事実に否が応でも気が付きます。
進撃の巨人の世界観に少し近づいてきた感じがします…笑。
進撃の巨人、最後のところまでアニメ来ましたね。
毎週楽しみに見てます。
話が大きく逸れましたが、
表題の「ミツバチの世界」についてです。
ミツバチだし、スズメバチじゃないからペラペラと読もうと思って、掛川図書館で借りてきましたが、
最初のページからペラペラしても文字の上を視線が滑るばかりで、全く内容が頭に入ってこなくて、んんっ!!ってなりました。
この難しい本を頑張って翻訳されたであろう読みにくさと複雑な抽象的な内容と専門用語を取り扱う感じ、大学の教科書に似ていると思います。
表紙はとてもかわいらしいですが、読むのに体力いる感じです。読んで15分で眠気が襲ってきました。
大学の時に読んだ「エコロジー経済学」を思い出します。
ただ、こういう本って一度読むと結構記憶に残ったりしてそれはそれでよかったりするんですよね。
一回、お昼寝を挟んで読み進めると、徐々に内容に引き込まれます。
普通のミツバチについての本のように単純にミツバチの一年をおって説明するような内容ではなく、
まず、ミツバチは「哺乳類と同じように複雑な知能を持った虫」と定義することからはじめます。
ただ哺乳類と異なり、知能を持った一匹というわけではなくて、
コロニー全体で一つの個体という概念『超個体(スーパーオーガニスム)』だと言います。
人間は、細胞やら細菌やら何兆のもので構成され皮膚で外部と隔てられているため「一人」とわかりやすいです。一方で蜂は働きバチや女王バチ、巣を含めた全てで「一体」として考えられるというのです。
面白いのは(個人的に)「なぜミツバチのような超個体な存在が生まれてきたのか」という存在の問いから始めているところです笑
本の筋としては、この定義を立証していく流れで進みます。
例えば、ミツバチの巣の中の温度が36度ほどで保たれているところが哺乳類の体温と同じようなこと、ミツバチが(ロイヤルゼリーという名のミルク)を使うのも哺乳類と近い等、
複雑な知能を持った、哺乳類と同じような性質を持っていることを論じています。
ただ、難しい本と思うよりこういう骨組みを理解して読み進めると結構ややこしい翻訳もたぶんこういうことが言いたいんだろうなぁと推測しながら読めて楽です。
超個体、SFっぽくて楽しみながら読み進めています。
コメント