伊那谷の日本ミツバチの文化多様性について

こんにちは、蜂駆除専門家「ふくろう」の和田です。

知り合いから、名古屋大学のユーチューブで日本ミツバチの養蜂文化の多様性についての動画を共有いただきました。

総合地球環境学研究所
総合地球環境学研究所は、地球環境問題の解決に向けた学問を創出するための総合的な研究を行っている大学共同利用機関です。

あの辺の人たちのマイナーサブシステンス(※)、遊び仕事は本当にすごくて、

なんにもないからこそ自分で一から想像して必要なものを作り上げてしまいます。

黒スズメバチの文化も全部各個人で考えたものがその文化を作りあげてますしね。

マイナーサブシステンス(minor subsistence):
環境民俗学分野で注目を集めている概念で、「小さな/副次的生業」「遊び仕事」と訳されることが多い。主たる生業や収入源ではないが、地域の環境資源の中で、当事者が情熱や楽しみながら継続している生業のこと。ニホンミツバチの養蜂や、山菜・キノコの採集、小規模な川釣り、狩猟などがそれにあたる。本研究では、ニホンミツバチの飼育の楽しみ、養蜂技術の工夫や地域での共有、ハチミツのお裾分けなど、人とハチと自然、人間同士のつきあいにも着目し、山間地域の「暮らしの楽しみ」、生業複合を再考するものである。

インターネットによって、最速で最も効率のよい重箱式巣箱が他のやり方を席巻してしまってます。

IT業界の人たちは「車輪の再開発」というように、他の人がやり方を確立していたらそれをまねすればよくて、そこを一から考えて作るのは無駄という合理的な考え方をします。個人的には一番効率のよいやり方でいいと思うのですが、こういう各々が編み出した方法が文化として認められるわけで…。

一番効率の良い方法をネットで吸収しつつ、そこから先さらに遊び仕事として自分の好き勝手改造していく、ハイブリッドな考え方がやっぱり最強ですね。

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